高速からのダイビング事件

この日、いつものように 「サチ」は、お父さん・お母さんと土手に散歩に行きました。
土手では、松山自動車道(高速道路)が重信川に橋を架けるなど、工事中です。
建設中のあの橋の上はどうなっているのだろう・眺めはどうだろうと、「サチ」とお父さんは、工事車両用の道を上っていったのです。
下から見ていたお母さんは、いつ2人が顔をのぞかせてくれるだろうと、じっと上を見ていました。
「おおいーー」と、お父さんが子供のように手を振った瞬間、上から、何かが飛んで落下していきます。「えっつ、何?・・・・「サチ」
それは、まぎれもなく犬の「サチ」でした。「ドン」と言う音と共に10mの高さからのダイビングとなったのです。
塀があって向こうを見られなかった「サチ」は、塀の上に上がろうか、いや、塀を飛び越そうと、ブブカ(棒高跳びの選手)顔負けのジャンプをみせたのです。
しかし、当然の事ながら、これからが・・・・・・。
よたよた、よたよたと後ろ足を引きずるように、必死にお母さんのもとに近寄ってきました。そして、少々はきました。
10mの高さからです。ダメかも・・・・。と「サチ」の両親はとっさに考えてしまいました。すぐに病院に行き、注射を2本。1本は、血液が固まらないように。もう1本は、脳障害を防ぐものでした。
小さな骨の骨折ならば大丈夫。でも背骨が折れていたら・・・・・。又、何度もあげるようであれば・・・・・。とにかく様子を見て下さいと言うことでした。
運が強いとはこの事でしょうか!その後、3度はきましたが、食欲も出てきて、いつもの「サチ」に回復したのです。
お父さんとお母さんは、思いました。
命を粗末にしてはいけないことを!そして、「サチ」は、私たちの家族なんだと。
よくよく考えてみると、家に来てから、煮干しをたくさん食べ、土手でしっかり走り(3〜10Kmほど)、健康的に育ったからでしょうか。
カルシュウム摂取と適度の運動は、不意の事故に役立つと言うことです。 

 

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